あいゆめさんの今日のメッセージ
あいゆめさんの解説
「正しい」
「間違い」
という感覚は、その人の立場や思想、環境、背景によって異なる。
「良い」
「悪い」
についても同じことが言える。
例えば「人を殺す」ことについて考えてみると良い。
これは正しいことだろうか、それとも間違いだろうか。
良いことだろうか、それとも悪いことだろうか。
もしあなたが間違いだとか悪いと考えたとしても、全ての人が同じように考える訳ではない。
このような感覚や捉え方は、生まれ育った環境や親、教育からの影響を大きく受ける。
その結果、誰かにとって正しいことでも、他者にとってみれば誤りだということは少なくない。
それは同様にあなたにとって正しいことが、他者にとってみれば誤りだという場合があることも意味する。
人の数だけ物差しは存在する。
一つの物差しだけで物事を捉えることをやめて、この世界には様々な物差しがあることを知られたなら、日々を心地良く生きられるだろう。
ぼくりゅうのコメント
良い・悪い、正しい・間違い。
明確に判断できるようで、実はとても曖昧なものです。
人それぞれで定義も判断基準も異なります。
近しい集団の場合は概ね同じようなものになりますが、集団が異なれば捉え方が全く異なる場合もあります。
ボクらにとっては悪行だったとしても、例えばあるテロ集団の末端の工作員にしてみれば、それは「救いを与える」だったり「導き」だったりといった「良い行い」だとされている場合があります。
法の執行においても、立場が違うだけの話で悪行が正しい行為になり得ます。
そう考えると一つの切り口だけを見て判断することは良策ではないということが分かります。
「こうじゃないとだめ」
「こうあるべきだ」
と決めつけることは良策ではないということです。
物事は多面的に捉えて、相手の立場や背景などを含めて総合的に判断できると良いですね。