あいゆめさんの今日のメッセージ
あいゆめさんの解説
良かれと思い、他者に与えるアドバイスや教え、導きがある。
そのアドバイスがあなたにとってベストだったとして、アドバイスを受ける他者にとってもベストだと断言できるだろうか?
たった数十年というあなたの僅かな人生経験は、この地球上に現存する人たちで考えれば、80億分の一の事例だ。
今まで生存した人類で考えれば、1、000億分の一よりも少数の事例となる。
そんな少数の一つの事例が、他者にとってベストだと断言できるだろうか?
人生は様々だ。
ベストな人生はその人による。
あなたの経験を
「一つの参考となる選択肢」
として示すことは有効なこともあるが、押し付けることは百害あって一利なしだ。
人には考える自由、選択する自由、学ぶ自由がある。
教えるということは、その自由を奪うことだと覚えておくと良い。
他者の意志を尊重し学びの機会を奪わないためにも、求められた時に選択肢を指し示す。
この姿勢が大切なのだ。
ぼくりゅうのコメント
親切心や親心からアドバイスや行動制限をすることがあります。
目の前で明らかに命の危険が迫っているのに放置するというのは歓迎できませんが、何でもかんでも手を差し伸べたり良かれと導くことは、安易に選択しない方が良いでしょう。
その行為が子供や他人の学びを削いでしまうことがあるからです。
もちろん自ら学び考えられるようになるのを待つよりも、教える方が圧倒的に安心で楽です。
相手をコントロールしたいならなおさらです。
しかし教えれば身につくかというとそうでもなくて、その場限りで同じことを繰り返すような結果を招くことも否めません。
もどかしくても相手のことを心から大切に思うなら、本人の学びを優先してあげましょう。
押し付けて未然に防ぐよりも、困って助けを求めてきた時に適切に助けてあげられるように準備しておく。
理想の姿勢です。